今回は以下のポイントで紹介していきます。
- 終身雇用制度の概要と歴史
- 終身雇用制度のメリットについて
- 終身雇用制度の未来について
- 終身雇用制度がなくなったらどうしたらいい?
- まとめ
終身雇用制度の概要
終身雇用制度とは、企業が正社員として雇用した人を新入社員から定年まで雇用を保証し続ける制度です。
つまり入社したら基本的に会社が倒産しない限り、会社側が定年まで正社員として面倒を見てくれる。そういった制度です。厳密にいうと、法律で「終身雇用制度」という法律がある訳ではなく、習慣といった方が正しいそうです。
「無期雇用」という事はつまり、「期限を定めない」という事です。企業側が安易に解雇する事が出来ず、雇用される側は定年まで給与を貰えるという事ですね。これは終身雇用制度の特徴の一つですね。
今会社員の人はこの「年功序列制度」については、色々と考させられる事も多いのではないでしょうか。
年功序列はこんな考えも元にしています。確かに職人の世界では、経験はかなり大きいものと言えるでしょう。
終身雇用制度の歴史
Wikipediaの情報によると、第二次世界大戦終了後、労働力不足を補う為に大企業が長期に社員を雇用する終身雇用制度を慣習化したと言われる。これにより職人や技術者の離職率が下がり、技術革新や経済成長にも寄与した。
確かに、離職率が下がれば、企業側の社員への教育が十分に行き渡り、時間のかかる人材育成においては最適な制度である。
終身雇用制度のメリット
終身雇用制度の概要と歴史がわかったところでメリットについて、雇用される側と会社側から見てみましょう!
雇われる側のメリットは?デメリットは?
基本的に定年まで給与が貰える
これが大きなメリットと言えるでしょう。会社が潰れない限り、病気になったり、休んだりしても基本的に給料が貰えます。強いて言うなら、どんなに出来が悪くても一度入社してしまえば給与が貰えると言う事です。考え方によってはかなり良いですよね!
- 時間的制約大きい
- やりがいが薄れる
この二つが大きなデメリットと言えます。特に時間的制約については、かなり大きいですよね。労働基準法で週の働ける時間が決まっているものの、残業などを行えばさらに長い時間仕事で拘束されます。
やりがいについて、年功序列制度など、実際の成果が及ばなくても自然と評価されるような形になっており、努力がなかなか報われないと感じる事も多いのではないでしょうか。そう意味では、優秀な社員であっても結局年功序列なのであれば、徐々にやる気が下がっていく事は必然です。
大企業なんかで、愚痴ばかり言って全然仕事してないおじさんいませんか?そんな人の存在で一生懸命頑張ってる若手がやる気を失うケース、 私も何度かみた事があります。
会社側のメリットとデメリットは?
- 人材育成がし易い
- 職人が育つ
- 離職率が下がる
基本的に、定年まで働いてもらう事を前提とする為、長いスパンで人材育成が出来ます。人の配置や、特に育成の難しい技術系の職種はかなりのメリットです。
容易に解雇が出来ない
終身雇用制度は法律ではないものの、きちんとした理由がない限り解雇が出来ません。その為、景気が悪くなったり、経営規模を小さくしたい場合などに、人員整理が非常に難しいという点でデメリットです。
終身雇用制度がなくなる?なくなった?企業を紹介
1.トヨタ自動車株式会社
トヨタ自動車の豊田章男社長が「終身雇用の維持は難しい」と発言したのは大きなニュースになりましたね。今までは、終身雇用・年功序列両方とも浸透していたはずです。このような日本を代表する企業がこのような発言をすると、日本の終身雇用がなくなるという流れは間違いなく大きく変わるでしょう。
2.ANA(全日本空輸株式会社)
コロナの影響で大きく業績が悪化したJALやANA。その中でも、先日大きく話題になったのがANAが「社員への副業を大幅拡大へ」と方針を決めた事が大きくニュースにまりましたね。終身雇用に対して直接的に言及した訳ではありませんが、今までの慣習に大きな影響を与えることは間違い無いでしょう。
3.サイボウズ
私が以前からすごい注目している企業が東証一部上場企業のサイボウズです。ある記事でサイボウズの社長である青野慶久社長が社員の評価制度で以下のように社員を評価するようにしているそうです。
「市場価値で社員の給与を決める」
「社員が給与を交渉出来る」
なんと社員によっては転職サイトに登録し 、自分の市場での価値を常に意識しながら交渉してくる社員もいるそうです!コレはもはや終身雇用や年功序列などの制度はなくなっているも同然な感じですよね。
これは驚きですね。私も、会社員でつい最近まで自分の市場価値というものを意識した事は全くありませんでした。ブログ運営を始めて色々調べるようになって、自分の市場価値って一体どれくらいなのだろうかと意識するようになりました。
終身雇用制度がなくなったらどうしたらいい?
今までの流れを見ても、かなりの確率で終身雇用制度は消えゆく事は間違いなさそうです。それではどうしたら良いのかと言うことしっかり考えていく必要があります。様々な企業が変化しようとしているのにそれに適応出来なければ意味がありません。
- 働く・労働のマインドセットを変える
- やりたい事をどんどんやってみる
- 興味がある自己啓発をやってみる
この2点を変えれば色々な事が変わっていきます。コレは私の実体験でもあり、ホリエモン(堀江貴文さん)やひろゆきさん(2ちゃんねる創設者)、田中修治さん(OWNDAYS社長・破天荒フェニックス著書)方々がYoutubeなどが発信している内容です。
こういった価値観にしていった方が良いという事です。まずは「仕事=お金を稼ぐ」といった「働く」という事に対する固定概念を崩すことから始める必要があるという事です。
そもそも「楽したい」とか「楽しみたい」でも「仕事がなくなると困る!」といった非常に矛盾してますよね?まずは、働くという事に対する意識を変えて、仕事は楽しくしていいというマインドセットに変えてみて下さい。それだけで仕事に対する考え方・重要度・意識が変わっていきます。
終身雇用制度がなくなるというより、技術の発展により確実に雇用が激減していく訳です。そもそも、「仕事は大変」こういう意識を持って働いて人にとって、仕事をしなくても生きていける世の中になりつつあるのに、仕事がなくなると困るというのも変な話です。また、インターネットやスマホにより働き方も多様化してきています。何も仕事もなくなった時に、やりたい事が見つからないとかだと人生がつまらなくなります。まずは、やりたい事を見つけましょう。
Youtuberの八木さんがやりたい事の公式を教えてくれました!
単に「好き」とかだけではなく、「得意なこと」といったジャンルと方法を定めていくと見つけ易い!という事ですね。さらに「得意なこと」が掛け合わさると、自分のやりたい事にかなり近いはずだ!という事です。なかなかやりたい事が見つからないという人は是非参考にしてみて下さい。
まとめ
終身雇用の終わりが見え始めていますが、慌てず、逆に過去の「働く事が人生」という世の中や人間の生き方が大きく変わりつつあるとう事です。技術の発展により、元々目指していた世界が待っているかもしれないのに、対応出来なければもったいないです。
- 海外留学
- ブログ運営
- アフェリエイト
- プログラミングスクール
- 副業
今振り返るとそれぞれがリンクしていて、どれか一つやっていれば良かったというものではありません。例えば「海外留学」と「副業」がリンクした事として、私は「副業」でCrowdworksを使用していますが、そこで英語翻訳の仕事も結構多く、そこで語学留学の経験がかなり活きました。
また、プログラミングスクールに通ったおかげで、ブログ運営がスムーズに出来たり、会社でも自分の業務をかなり効率的に出来る様になりました。
下記の記事の中で、働きながらどんなプログラミングスクールに通ったのか?実際に素人が自己啓発でプログラミングスクールに通ったら結果どうなったのか?という点で紹介しています。是非、ご覧下さい。
>> 「副業したい人必読」テックキャンプ TECH::CAMPを素人が受講した感想